タンポポは空を飛ぶ。

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家族法レポート丸写し「児童虐待について」(2)

 今週は家族法でのレポート「児童虐待について」を細切れで投稿しています。

 ですので、「↓の昨日の記事」からお読み頂いた方がわかりやすいかもしれません。

 文法がグチャグチャになっているかもしれませんが、広いお心でお読みいただけたら幸いです・・・

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(2)児童虐待に関する数字によるデータについてはいくつかの統計があります。

 �@児童相談所における虐待を主とする相談件数は・・・
 1990年が1101件であった。
 それが2006年には37343件へと20年しないうちに30倍以上も単純件数が増えてしまっている。
 この内容への解釈は様々であるが、1994年の国際家族年を契機に児童虐待への気運が高まり、報道がなされるようになるなど社会的にも児童虐待への関心も増加し通報等の相談件数自体が増加したことも考えられる為、児童虐待が爆発的に増加したとは単純には言えない。

 しかし、それまで家庭の闇に隠されていた児童虐待が表面化した可能性も否定はできない。


 �A嬰児殺人件数については・・・
 1940年代は年間300件を超える件数が発生しており、
 1991年が75件である事を考えると、嬰児に対する虐待は減少している。


 �B虐待の内容別相談件数については・・・
 2003年〜2005年の割合はほとんど変わっていない。

 2005年の割合を見ると、
 「身体的虐待」が42.7%、
 「ネグレクト」が37.5%、
 「心理的虐待」が16.8%、
 「性的虐待」が3.1%となっている。
 がしかし、ほぼ全てのケースにおいて様々な虐待が絡み、心理的虐待へ繋がっていると言える。


 �C被虐待児の年齢構成では・・・
 3歳児〜小学生までが半分以上を占め、次いで3歳児未満、中学生、高校生と続く。
 つまり、自らの意思で虐待を大人へ伝える事が難しい年齢や体力・立場の児童が被害に逢いやすいと言える。
 (2003年〜05年統計より)


 �D主たる虐待者としては・・・
 圧倒的に実母が多く6割を超える。
 次いで実父、その他となる。
 よって、しつけと虐待の見極めが非常に困難な状況で虐待が行われていることがわかる。


 これらの数字と、最近起こった親としてありえないと誰もが感じる事件の発生は切り離されるものではなく、増加しておりその解決に社会全体が苦慮していると言わざるを得ない。

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 明日も続きます・・・